墓石の選び方

石選びの基準

IMG_2278墓石の価格は国産が高く、次いでインド産、最も安いのが中国産です。中国産については、中国産の中でも品質の高いものから低いものまで、かなりの幅があります。石の品質、性能という面では、一般に水を吸わない石が品質の良い石だとされています。硬くて吸水率の低い石であるほど風化せず、光沢も長持ちするからです。 硬さや吸水性能からいうと、国産の石が高価であることがそのまま国産の石の方が品質が良いことを意味しません。安価な国産の石よりも硬くて吸水率の低いインド産の石もあります。国土の狭い日本と異なり、外国産は石の色が豊富だったりします。では何故国産の石が好まれ高価格であるのかというと、材料として歴史が長く、品質(長持ちすること)が保証されているからです。墓石として100年以上経過した石を、いま現在実際に確認することができるのです。外国産の石材は墓石としての歴史が浅いため、50年後を想像することはできても保証することはできません。また、日本の石は産地が明確で、産地により一定の品質が保証されます。一方、外国産の産地は大まかで、産地の違いによって品質が保証されるほどの実績がまだありません。

 

石の色

IMG_2280一概には言えませんが傾向としては、白い石よりも黒味がかった石の方が硬く水を吸わない傾向があります。白くても硬い石もありますし、黒いの柔らかい石もありますのであくまで傾向ですが。石の品質や性能には様々な視点があるので、例えば黒い石は表面の艶が白っぽくなりやすい汚れが目立ちやすいなどの欠点もあります。だから黒い石が高価で白い石よりも人気だというわけではありません。これも傾向としてになりますが、男性は重厚感があり彫った文字の輪郭がくっきりと出る黒い色を好んだり、女性はややピンクがかった石を好んだりというのはあります。年齢によっても変わってきますので、あくまで個人の感性や好みによります。

 

価格と品質

IMG_2281同じ石であれば、模様の細かさによって価格が変わることがありますが、基本的に石の価格は産地によって決まってきます。国産の石であれば産地がそのままブランド・価格に結びつきます。桜色の美しい光沢を持つ銘石として、岡山県の万成石が古くから知られています。国産では桜色の石は他にありませんが、中国産にはピンク色の石があります。国産の銘石に似た色の外国産の石があるのです。石の見極めには長年の経験が必要となりますので、石を見ただけで品質や産地を言い当てるのは一般的には難しいと思います。静岡大理石で扱う国産の石に関しては、すべて産地の証明書が付けられています。



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